ためになる言葉を血肉にする 個人的試みの場としてのブログ

http://bluenwhite.hatenablog.com/entry/2017/01/28/075235

人情について思う事

人情について思うとき、田舎町の小さな給油所と傷だらけの中古車、手持無沙汰な従業員の姿がまっさきに頭にうかぶ。

 

先日、田舎町にある小さな給油所で車をレンタルしたら、傷が14個もある中古車がでてきた。田舎町といっても乗車手順はおなじで、従業員に「ここに傷があります」と教えてもらいながら車体の傷を確認する。だけど、なんせ14個も傷があるから、従業員もそのうちよく分からなくなってしまって、「まずはここ」「それからここ」「あとは…これかな?」なんておかしな具合になる。

 

とはいえすべて見つけないと出発できないから、なんとなく客も一緒になって傷を探すハメになる。「えーと、それから…」「あ、それじゃないですか?」なんて調子で真剣に探す。これは経験してみないと分からないと思うけれど、実際すごく変なかんじだ。

 

そのうえ従業員には、お客さんを待たせてはいけないなんて気遣いはミジンコほどもない。むしろ暇をもて余していたくらいだから嬉々とした様子である。これは忙しい人にはたまったもんじゃない(幸い、私も暇でした)。

 

チェックを終えると「少しくらい(傷が)増えてもお金いらないよ」と手をふって見送られ、返却したら「よければ最寄り駅まで送りますよ」なんて世話を焼いてくれる。そんな具合だから、市街地のタイムズやトヨタに慣れている私にはもう本当に変なかんじである。

 

でも、彼はすごく自然な感じでおせっかいを焼いてくれて、これはいつも忙しそうにしている人々にはなかなか真似できるものではないです。これをどう捉えるかは人それぞれだけど、こういうのを人情というのだなぁと思う。